岸本さん(東京都・女性) ~ 補正下着を脱却、そしてインストラクターへ
~補正下着による弊害体験談~
※いつもお元気で、とっても良く食べる(スミマセン)のにスタイルも良くて、とてもこんな過去をお持ちだったとは思えませんでした。同じ様な経験をされている方のためにと、貴重なお話しを頂きましたので紹介させて頂きます。
私の経験が、ダイエットに苦労されている多くの女性の役に立つのならと思いまして、披露(暴露?)致します!
実は、私が今のインストラクターとしての仕事を目指したのは30歳を過ぎてからなんです。
結婚して妊娠、出産、「私のお腹、なんでこんなんなっちゃったの~」と慌てても育児に忙しくて自分の身体のことなど構っていられず、気が付いたらタプタプ・・・。その時私がとった方法は‘補正下着’でした。『脂肪は圧力をかけ続けると移動するんですよ~。だから、背中の要らないところにある脂肪をバスト側へ寄せるんです。』とか、『この下着を着けて体型を補正していると、身体がその状態を覚えていって、定着するんです。』という販売員の、夢のような言葉にすっかり乗せられ、気が付いたら36回払いで2セット契約していました。でもその時はその言葉を本気で信じていたんです。
結果ですか?。
残ったのは、くたびれきった2セットの補正下着と、下着に頼り切ってすっかり緩んでしまって、たるんだ身体と、・・・腰痛です。ここでもう一度補正下着を買うか、食事を減らすか、あるいは身体を動かすか?・・と、そんな矢先に子宮筋腫で入院、手術!ダイエットどころではなくなってしまいました!でもその経験がターニングポイントになり、健康、命、生きがい・・と、色んな事を考えました。
そして健康を取り戻した時は、身体を動かすことが楽しくて仕方ありませんでした。そこでもう一つ思い切って、「どうせやるならフィトネスインストラクターになろう!」と決めて養成校に通い、人間の身体、その構造について色々と勉強しました。もう知らないことばっかり!でも全て納得できる事ばかりでした。「入ってくる以上に消費しなければ痩せない。」「筋肉を付けなければ消費出来ない。」などは、どう考えたって当たり前の事なのに、ついつい目をつぶって、「きっと、もっといい方法が、楽な方法が他にあるに違いない。」と思ってきました。イエ、そう思いたかったんですね、きっと。
話し出すとキリが無いので省略しますが、実際インストラクターになってみたら、ちゃんと裏づけされた理論の実践を毎日するわけですから、気が付くとシェイプアップされてましたね。‘痩せた’というと体重が落ちたと思われる人が多いですが、決してそうではありません。身体が締まって細くなるので、バストトップやヒップトップの位置が上がるんです。これらは全て筋肉のおかげです。インストラクターになって2~3ヶ月で独身時代の体型に戻りました。私は、身体を引き締めたいならピラティスなどのコアトレーニングを、心身ともにリラックスするならヨガをおすすめします。でも何事もバランスが大切なので、私のクラスではピラティス、ヨガ、エアロビック、ズンバなど、色んなエクササイズを楽しんでもらっています。
普段の食事で気をつけていること?それは、帳尻あわせダイエット。食べる楽しみは無くしたくないので、美味しいものに出会えば思いっきり食べます!その時はカロリーなんて気にしません。ただ、身体は正直ですから、食べ過ぎた翌日は「食べ過ぎたぞ~」っと身体が訴えてます。お腹もすいてません。でしたら1食スキップします。カロリーを使い切ってから次の食事をとる訳です。だいたい3日間くらいでツジツマを合わせちゃいます。そのくらいおおらかな気持ちでいいと思いますよ。
皆さんに一番お伝えしたいのは、健康的に痩せようと思うなら、ストレスを感じない様にすることです。食事制限は多くの方がストレスを感じます。ストレスには必ず反動があるので、リバウンドに繋がりやすくなります。そして気をつけたいのは、体重ばかりを気にして、体重が落ちたのは良いけど身体が弛んでいる事に気付かない人が多い事や、サイズダウンばかりに気持ちが向かってしまい「細くなった=引き締まった」と勘違いしている人が多い事です。不健康なやせ方ってステキではないですよネ!?
大切なのは、ダイエットでもエクササイズでも、リラックスして続ける事です。なんだかんだと言ってみたところで、日々の積み重ねが一番効果的なのですから。サークルやスポーツクラブへ行くのは、自分の身体の動かし方を確かめたり、新しい知識やテクニックを取り入れたり、そして仲間と一緒にワイワイやって気晴らしをしたりするためだったりします。汗をかいた後のお風呂も最高です。出かけることが好きな人にも向いていますね。
家でのマッサージも効果大です。月イチ2時間のエステより、1日10分のマッサージ!!仕事の疲れもリセットできます。身体の声を聞いて下さい!!あなたのご褒美にきっと答えてくれますヨ。