実際には有り得ない「部分痩せ」

実際には有り得ない「部分痩せ」

実際はあり得ない部分痩せ。。。

人間の身体は、部分的に痩せたり太ったりしません。

脚ヤセ(足ヤセ)腕ヤセ、以前はずいぶん流行った部分痩せ、最近はすっかり見かけなくなりましたが、身体が部分的に痩せたり太ったりすることは有り得ない、という事がようやく浸透してきたのでしょうか。

なぜ太るかというテーマは別のページで触れましたので省略しますが、身体のある部分でエネルギーが不足したとき、血流によって全身の脂肪からエネルギーが補給されます。 こうした身体の仕組みは有酸素運動でも同様です。

極端な例ですが、仮に片脚だけが有酸素運動を行ったと仮定した場合でも、その片脚の筋肉中のグリコーゲンが不足してくると、全身の脂肪から血流を通じてエネルギーが補給されます。 有酸素運動が行われれば、当然それに応じて心拍数が上がり呼吸も速くなります。

なぜ部分痩せが可能なような錯覚を覚えるかというと、身体の部位によっては「部分的に太った」ように見えることがあるからなのです。

部分的に太ったように勘違いしやすい部位としては「お腹回り(ウエスト)」「二の腕」「太もも」「足首」などが上げられます。

お腹回りで言えば、ここは他の部位に比べて脂肪を溜め込む比率が高い部分なのでそう見えるので、太る割合はそれほど変わらないのと、内臓脂肪が増えたとき外見に顕著に表れるため錯覚を起こしやすいのです。

またウエストや太ももが他と比べて太ったと感じる場合は、それは太ったのではなく、リンパ流の滞りにより老廃物が溜まっている事が多くあります。 エステティックやマッサージによって一時的に痩せるのは、こうした老廃物の排出によります。

エクササイズを行う場合でも同様のことが言えます。 直線的な運動を繰り返すよりは「ひねり」を加えるとリンパが刺激され流れが良くなる場合があります。 ウエストをひねるツイスト運動によって「背中がスッキリした。」とか、「足首や膝頭のムクミが取れた。」と、他の部位に渡って効果を上げる例が普通で、腰を回すことによって中には「二の腕がスッキリしてきた。」という例さえ見られるくらいです。

身体の中の特定の部分であっても、効果的に働きかけることで、例え短時間でも効率の良い痩身効果を上げることが可能な好例と言えます。 お腹が気になったら、先ずは「捻り」を取り入れて動かすことで、リンパの流れが促され、老廃物が流れることで意外とスッキリすることがあるのでおすすめです。

但し、リンパ流が活性化されてスッキリするのは脂肪燃焼とは異なります。 そして毎日続ける事が大切です。

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